日常的にできる身体の内側・外側の効果的なお肌のケア方法を紹介する連載コラムです。
赤ちゃんからお母さん、お父さんもおじいちゃんもおばあちゃんも、効果的なお肌ケアで家族みんなでツルツルのお肌を目指しましょう!
vol-5. 身体の表面の洗浄・保湿をしよう!
お風呂と身体を洗うときのポイント
お風呂はとっても気持ちよいもの。特に寒くなってくると「極楽~っ」などとつぶやきながらリラックスしている方も多いでしょう。
でも、「熱すぎ」・「長過ぎ」・「洗い過ぎ」にはご注意を!
「お風呂」の温度に要注意!
熱めのお湯や長風呂は、うるおいを保つのに必要な皮脂などを必要以上に失わせ、乾燥を招いたり、かゆみが増す原因にもなります。
出来れば、ぬるめのお湯、だいたい38~40度程度がベター。特に、赤ちゃんや肌の弱い方は注意しましょう。
しっかり「泡立て」て!
身体を洗浄する際は、手間が少しかかりますが、液体ボディソープなどのポンプ式の石鹸よりも、固形の石鹸をしっかり泡立てて洗う方が肌に負担をかけません。
洗い過ぎないで!
ナイロンのタオルやブラシなんかを使って洗う方もいるようですが、肌を保護している皮脂を必要以上に洗い流してしまいますし、刺激も強く、肌の表面を傷付けてしまうことも。
手や柔らかいタオルなどでやさしく洗いましょう。特に、赤ちゃんなどには、刺激が少なく洗い過ぎない「手拭い洗い」をおすすめしています。
液体より「固形」の石鹸で!
弱酸性のボディソープを使っている・・・という方も結構多いようですが、これはグルタミンソーダを化学変化させたものであり、普通の石鹸よりも刺激性が強く、特にアトピーの方に対しては好ましくありません。(日本消費者連盟発行「消費者レポート」第1129号より)
入浴後の「乾燥」に要注意!
湯上りは、ゴシゴシ拭いたりするのは×。特に赤ちゃんなどは、タオルで押さえるように優しく拭いてあげましょう。
また、入浴で皮膚に入った水分は10分程度で蒸発してしまいます。アトピー性皮膚炎の人は、さらに短時間で蒸発してしまうので、できるだけ早く保湿剤を塗ることがポイントです。
保湿剤を季節で使い分ける
夏はさっぱりした使用感のもの、冬は皮膚を覆う効果に優れたものが良いでしょう。
だだし、いろいろな種類があるので、体質や肌の症状に会ったものを相談しながら選ぶことが重要です。また、お子さまが嫌がらないものものを選ぶことにも気を付けましょう。
〈春・秋〉 クリーム |
皮膚を保護する力は軟膏とローションの中間で、軟膏のようにベタつかずテカらないので、肌を露出する部位にも使いやすい。そこまで暑くない季節や、あまり乾燥していない春や秋の季節に。 |
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〈夏〉 ローション |
塗った後もベタつかず露出する部位にも使いやすい。汗ばんだり、肌の露出が多い初夏~初秋頃までの季節に。 |
〈冬〉 油脂性軟膏 |
クリームやローションに比べて皮膚への刺激は少なく、皮膚を保護する力も強い。ベタつきやテカりはおおいので、乾燥の強い、冬の季節に。 |
※参考資料:マルホ株式会社
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