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連載コラム「石鹸とは」-①「石鹸」って何?

投稿日:2016/6/7カテゴリ:〔石鹸とは

手作り石鹸普段、何気なく使っている石鹸。
改めて考えてみると、よく知っていそうで、実はぜんぜん知らない・・・

どうでもよさそうだけど、もしなかったら・・・
お肌は汗と汚れでベタベタ、毛穴は詰まってブツブツ、髪はごわごわで臭~い匂いがプ~ん・・・(冷汗)

今回、「石鹸」というものについて、その歴史や成分、発展や効能などなど、もう一度よ~く考えてみよう! というコラムです。

石鹸とは

ウィキペディアを見てみると、石鹸(せっけん)とは、『一般に汚れ落としの洗浄剤を指し、より化学的には高級脂肪酸の塩の総称である。』と書かれています。

続いて

工業的に動植物の油脂から製造され、特に純石鹸(じゅんせっけん)と呼ぶ場合は、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムだけで、添加物を含まない石鹸を指すが、多くは炭酸塩や香料などの添加物を含む。
界面活性剤であり、油や油を含む汚れを水に分散させる作用により洗浄能力を持つ。また、細菌の細胞膜やウイルスのエンベロープを破壊するため、一部の病原体に対して消毒効果を発揮する。

とありますが、さっぱり分かりませんねぇ・・・

「高級脂肪酸の塩」・・・「高級脂肪酸」の「塩」!?!? 特にここがさっぱり分かりませんね。

「えっ? ワタシの脂肪は高級よ!! お肌を舐めたらしょっぱかったし」・・・って、違いますヨ!  とにかく、一つずつ調べて行きましょう!

「高級脂肪酸の塩」

ヤシの実ヤシ油「脂肪酸」とは、名前の通り「脂」、つまり脂質を構成する成分ですね。脂質とは、概ね生物の中にある水に溶けない物質の事を指しますが、もう少し他の物質と結合して動植物の脂肪を構成しています。
動植物からとった、例えばオリーブオイルやラードなどの一般的な「油脂」の主な成分でもあります。

「塩(塩)」とは、食べる塩(塩)もそうですが、簡単に言うと「酸性の塩素」と「アルカリ性のナトリウム」化学的な反応を起こして中性となり、結びついて安定した物質・塩(えん)となり、それが“塩(しお)”と呼ばれるものです。

ですから、「脂肪酸の塩」とは、酸性の脂肪酸とアルカリ性の他の物質が結びついて、中性の安定した状態になったものです。そして「高級」とは、分子に含む炭素原子の数が非常に多いものの事ですが、低級脂肪酸に比べて肌への刺激が少ない事から高級脂肪酸が石鹸や化粧品などの原料とされています。

工業的に動植物の油脂から製造

石鹸製造工場「工業的」にとは、上記の「脂肪酸の塩」を、アルカリ物質の「水酸化ナトリウム」と反応させることによって得ています。

「動植物の油脂」としては、ヤシ油や牛脂を中心に、オリーブ油やツバキ油などの他、様々なものが用いられています。

純石鹸

「純石鹸(じゅんせっけん)」とは、その成分として、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウム(これが脂肪酸の塩です)だけで、添加物を含まない石鹸です。

市販される石鹸の多くは、香料や着色料、変質や乾燥・参加などを防止する成分が添加されています。快適な現代生活のために様々な添加物を加えているのですが、これらが逆にお肌トラブルの原因となることももあります。

界面活性剤

石鹸の泡界面活性剤とは、「界面」を「活性化」させる物質の事です。

「界面」、つまりモノとモノが接している面を活性化させ境界をあいまいにさせ、混ざりやすくする能力を持っています。これこそが、石鹸の洗浄能力の根幹です。

肌にべったりと着いた油や、油を含む汚れと、水の接触する面を活性化させ、分散させる作用により洗浄能力を持つのです。
「泡」がたつのも、「水」と周り「空気」の境界が活性化して混ざり合っている状態そのものですね。

それから、細菌やウイルスのエンベロープ(膜構造の部分)を破壊するので、「殺菌」効果を発揮することもあります。

 

改めて、「石鹸は絶対必要です!!!」 ですね(笑)。


これから、しばらく「石鹸」について再考察してみましょう。
次回は、その歴史などについて深堀り! して見ようと思います。

ではまた、皆様ごきげんよう!


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